◆世界中で大人気の韓国料理バトル番組が、中国で火種に
Netflixで配信され、世界中で大人気の料理バトル番組『白と黒のスプーン ~料理階級戦争~』。韓国をはじめ、世界28カ国でTOP10入りを果たし、その人気はとどまることを知らない。しかし、この番組が中国で思わぬ騒動を引き起こしている。
Netflixが配信されていない中国では、様々なルートで番組を視聴した人々が、「韓国が中国料理を盗んだ」と主張し、ネット上で激しい議論を繰り広げている。特に、韓国人シェフが作った中華料理「バス」を「韓国料理だと主張している」と非難し、関連する映像や画像を拡散している。
さらに、番組に出演している韓国料理界の巨匠、ペク・ジョンウォン氏を「大泥棒」と呼び、激しいバッシングを受けている。
◆専門家「盗人猛々しい」と指摘も???
こうした状況に、誠信女子大学の徐坰徳教授は「Netflixが中国で配信されていないのに、こっそりと盗み見てこのような主張をするのは、まさに盗人猛々しい」と批判。
また、「中国こそが、韓国のキムチやサムゲタン、石焼きビビンバなどを盗もうとする悪い習慣を改めるべきだ」と指摘し、中国が他国の文化を尊重すべきだと強調した。
今回の騒動は、ネット上での意見の対立にとどまらず、両国間の文化交流にまで影響を与える可能性がある。今後、この問題がどのように収束していくのか、注目が集まっている。